ERCP(消化器領域)
術前シミュレーション
内視鏡でのカテーテル治療に特化した医療用シミュレーター
「ERCPシミュレーター」は、医療用CTによって計測された人体データをもとに設計され、3Dプリンターによって製造されています。十二指腸から左右肝管にかけての構造を忠実に再現しており、ERCPの様々な手技のシミュレーションやトレーニングを行うことが可能です。また本モデルは、十二指腸、ファーター乳頭、総胆管、胆嚢管・胆嚢、左右肝管の5パーツに分かれており、それぞれご要望に応じてサイズ調整をして製作することも可能です。
ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)
消化管とは口から肛門までつながった器官で、食物の摂取から分解(消化)するまでの働きをしています。
『ERCP』は「Edoscopic Retrograde Cholangiopancreatography」の略式語です。内視鏡を口から挿入して食道·胃を通り、十二指腸まで進め、胆管や膵管に直接細いカテーテルを逆行的に挿入し造影剤を注入して画像を撮影することで、胆道及び膵管の異常を詳しく調べる検査と治療を行います。また、ファーター乳頭から先は径が細く、通常内視鏡を進めることができないため、造影剤を用いて走行の画像抽出を行います。
JMC LabのERCPシミュレーターは、これらのシミュレーションやトレーニングを事前に行うことができる装置です。
対応するシミュレーション及びトレーニング
- 造影検査
- EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)
- EPBD(内視鏡的乳頭バルーン拡張術)
- 十二指腸ステント留置
- 胆管結石除去
- 胆管ステント留置
ERCPシミュレーター活用のメリット
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治療時間の短縮
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治療計画の策定
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研修員・学生のトレーニング
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手技前シミュレーション
対応可能素材
- エポキシ樹脂(光造形)
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